使われ続ける長屋を見学できる特別な日~第13回オープンナガヤ大阪2023

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長屋に興味がある方、長屋を所有している方に有意義な、一年に一度の特別なイベントが今年も11月に開催されます。実際に活用されている長屋を2日間特別に見学できます。

今回見学できる長屋は大阪市内30か所に及びます。そのうち6つの長屋が、大阪田辺通信が紹介している西田辺・南田辺周辺エリア内にあります。上質な近代長屋が数多く残る地域です。

この記事では、第13回オープンナガヤ大阪2023の概要と、西田辺・南田辺周辺で見学できる6つの長屋、そして見学の対象ではありませんが長屋を活かしたお店や魅力スポットをマップでご紹介しています。

もくじ

オープンナガヤとは?

オープンナガヤは長屋の方々(所有者や入居者など)と大阪公立大学の研究者と学生で構成するオープンナガヤ大阪実行委員会が主催するイベントです。

昭和初めの上質な長屋の魅力、暮らしや営業空間としての活用を知ってもらうことで、長屋をよりよく残していこうという取り組みで、今回で13回目です。

実際にそこで暮らし、お店に利用されている方々の協力を得て内部を見せていただける点が最大の特徴です。そして、入居を考えたい方、所有者、長屋の利用者、建築や不動産の専門家、行政関係者などが会場で出会えるので、実際の暮らしやお店づくり、耐震や改修、長屋の経営といった情報が交換できることも、このイベントのよさです。今回は、長屋ファンがもっと増えるように、お子さん連れの家族で参加できるような企画も考えているとのことですよ。

開催内容や参加方法は?

開催日は2023年11月18日(土)・19日(日)の2日間、会場の見学料は無料です。予約も不要です。

下記のサイトと、そこに記載されているガイドブックを確認して見学したい長屋、見学できる時間を確認しましょう。

https://www.omu.ac.jp/life/opennagaya/

見学時の注意事項など詳しい問合せは下記へ

オープンナガヤ大阪2023実行委員会・大阪公立大学長屋保全研究会

メール:opennagaya@gmail.com

学生さんの案内によるツアーがあります。

市内で3つのコースが設定されていて、そのうち西田辺・南田辺エリア周辺は「阿倍野ながや発見ツアー」。近代長屋が多く残る昭和町にある4つの長屋を巡ります。住まい、レンタルスペース、アトリエやお店などの活用例や様々な改修方法を見ることができます。

日時:11/18(土) 13:00〜14:20

集合場所:大阪メトロ御堂筋線南田辺駅

定員:10名(要事前申し込み、受付は11月9日より)

西田辺周辺(阿倍野区昭和町・阪南町)で見学できる6つの長屋と周辺マップ

◆桃ヶ池長屋(阿倍野区桃ケ池町2)

通りに向かい合って6軒の長屋があり、その利用も多彩です。お店どうしが協力して春秋の2回、お祭りも行っています。

https://momogaikenagaya.jimdofree.com/

◆もものきながや(阿倍野区昭和町4)

昭和初期の4軒長屋で、主に住まいとして活かされ、当初の美しい外観が非常によく残されています。

◆長池の長屋(阿倍野区昭和町4)

中庭を復活するなど建築当初の面影を尊重しながら梁を見せるなど現代的な改修が行われています。

◆昭和町5丁目長屋(阿倍野区昭和町5)

昭和初期の長屋を、水廻りだけ現代的に改修し、その他は建築当初の姿がよく保存されています。 

◆アベノ洋風長屋(阿倍野区阪南町3)

昭和初期の洋風長屋を改修、パン、植物、カフェ、おにぎり、古着のお店が並んでいます。

https://a-youfu.shopinfo.jp/ 

◆阿倍野長屋(阿倍野区昭和町4)

レンタルスペースとして活用されている長屋で洋風の応接間など内外観に当初の姿がよく残っています。

見学できる長屋と見学できる時間

出典:オープンナガヤ2023ホームページ

西田辺・南田辺周辺マップ(オレンジの●白抜き丸印は見学の対象外の長屋のお店)

食事の場所をお探しの方はこちらもチェックを!

長屋のベーカリー
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この記事を書いた人

地域に密着するスタイルでまちづくりのコンサルティングに従事。その経験を活かして大阪ミナミの戎橋筋商店街の事務局長としてエリアのプロモーションやリノベーションに取り組んでいます。一住民として地域活動では阿倍野区~東住吉区のbuylocal活動、町会活動(防災担当部長)、小学校での伝統野菜指導やまち歩きなどを行っています。2013年から2022年まで大阪公立大学観光産業戦略研究所客員研究員。

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