阿倍野の西田辺駅近にある、親子で楽しめる駄菓子屋さん「ちょいす」

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西田辺から北に徒歩8分ほどの場所にある駄菓子屋さん、その名は「ちょいす」。周辺には長屋が多く残る昭和なまちです。

すぐ近くには老舗の駄菓子屋さんがありましたが、惜しまれながら昨年11月末に閉店されました。「ちょいす」のオープンはその後まもなくのこと。お買物の場所がなくなって困っていた子どもたちの行き場所ができました。阿倍野区や東住吉区内には駄菓子屋さんが数店しかありませんので貴重な存在。さて、どのようなお店でしょうか?さっそく見に行きました。

もくじ

お菓子からアナログなおもちゃまで品ぞろえは充実!

お店は、大阪市立長池小学校沿いの昭和本通とよばれる、地域のメインストリートから少し入った電器屋さんのお店を間借りして営業されていました。品ぞろえはなかなか豊富です。

駄菓子屋・みきやさんにもあったようないろいろなお菓子や、ブタメン、焼きそばしんちゃん、ペペロンチーノも置いていますよ!もちろんお湯もご用意。

くじ類も少しずつ充実、スーパーボール・サッカースクラッチやキャラクター消しゴム当ても。アイス類も置いてます。ただし、アイスショーケースが調達できなかったので普通の冷蔵庫です。

みきやさんとは違う、独自の品ぞろえもあります。それは、懐かしのおもちゃです。

ゴム飛ばしグライダーやべったん。べったんは60代以上ならきっと集めたはず!ゴム飛ばし飛行機は「楽しいよ」と一人の子が宣伝してくれて、いい感じで無くなってきたそうです。スーパーカーのおもちゃやキャラクターお面などは少々苦戦しておりますが、アナログのおもちゃの良さがきっとわかってもらえるはず!と絶賛販売中です。

「ちょいす」誕生のいきさつ

実はこの駄菓子屋さんは地域の女性の方々有志が、「営業」というより「運営」されています。きっかけは、地域で長く続いているお祭りの会議の場で、電器屋さんのお店の一角を活用できないかという話になったこと。

「お祭りは地域での世代間交流を目的に毎年開催していますが、お年寄りと子どもたちが日々交流できればよいなあとずっと思っていました。子ども食堂はちょっと無理だけど、子どもが集まる場所をつくればよいのではと漠然と考えている中で駄菓子屋がいいんじゃないかと。 でも一人じゃ絶対無理だと考えていたら動いてくれる人も出てきて。」そうこうしているうちに、みきやさんが閉店することになったと、人づてで聞いたそうです。

そのような経緯で駄菓子屋さんの場所はご厚意でお借りしていて、店内は車庫にもつかわれているので3時にお店を始めて夕方5時には閉店します。今のところ週のうち月、水、金だけ開けています。

大人も子どももいろんな世代が知っていて楽しめる駄菓子を集めたので今の商品構成に行き着いたとのこと。ゆっくり休めるようにイスも用意しているところが普通の駄菓子屋さんと違うところ。さらに、手作りのシュシュやポーチなんかも持ち込みで販売していますが、厳しい審査?があるので、何でも持ち込める訳ではありませんのでご注意を。

紙芝居や読み聞かせなど、この場所で考えていること

遊びに来てくれるのは女の子が多いのが意外だったとか。また親子など家族連れも多いとのこと。その日は男の子が2人で訪れていました。「このお店ができて、どうですか?」「うれしいです。楽しいし、値段も安いと思う。」となかなかの評判。遠足のおやつを買う場所もこれで安泰ですものね。ところで、遠足に持参できるおやつを買う金額は上限が決められていますが、その価格は学年で上がるそう。筆者は一律100円(税別)と思っていました。

この場所を活用して何かイベントをやりたいと思っているとのこと。モニターを置いてダンスなど子どもたちの活動の様子を映像で写してあげたり、紙芝居とかけん玉とか、絵本の読み聞かせなどここでできたらいいとお考えです。こうご期待です。無理せず楽しく、できるところまでやってみようかなとおっしゃってました。

新企画!ぬいぐるみくじが始まります(2月6日㊊スタート)

店内に大量のぬいぐるみが届きました。UFOキャッチャーが大好きな方からゆずってもらった、かわいくてきれいな本格的なぬいぐるみばかり。そこで「ぬいぐるみくじ」を始めるそうです!1回200円のガラガラくじです。これはお得です。2月3日㊎までは一つ300円で売っていますよ。

基本情報

ちょいす

大阪市阿倍野区昭和町4丁目8−19 旭電器設備内

毎週月~金 午後3~5時営業  休/土日祝・年末年始・お盆

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この記事を書いた人

地域に密着するスタイルでまちづくりのコンサルティングに従事。その経験を活かして大阪ミナミの戎橋筋商店街の事務局長としてエリアのプロモーションやリノベーションに取り組んでいます。一住民として地域活動では阿倍野区~東住吉区のbuylocal活動、町会活動(防災担当部長)、小学校での伝統野菜指導やまち歩きなどを行っています。2013年から2022年まで大阪公立大学観光産業戦略研究所客員研究員。

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