無添加の多彩なパンと自家焙煎珈琲のDAKA Bakery Cafe

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DAKA Bakery Caféは長屋で営むモダンなパン屋さん

DAKA Bakery Caféは、近代長屋で営まれていた理容店を改装して2020年2月22日にオープン。建物2階の庇は段々となった箱軒(はこのき)と呼ばれる防火壁や、マスチック風の壁タイルが、長屋の伝統的な洋式をしのばせます。

1階の窓や玄関扉は元々の理容店の時のまま。シールや目隠しシートなどを剥がして元の姿に戻し、建具を塗り直しただけでオシャレな姿に仕上がったそう。玄関扉の上の開き戸のすりガラスも当時のままで、小窓も可愛いアクセントとなっています。玄関扉は車いすや乳母車が入れるだけの幅がありました。

貸主さんに建物内部をがらんどうにして貸してほしいと依頼。壁は自分で剥がして、塗り直すなどセルフビルドでの店づくり。厨房や什器を奥に配置して、手前は広い店舗空間を確保しました。設計は連・建築舎が担当されました。

お店がある昭和町4丁目一帯は、昭和の初め頃に道路が碁盤目に整備され、長屋が立ち並んだ地域です。その目抜き通りは昭和本通とよばれ賑わいましたが今は昔。しかし最近は長屋を再生した工房やカフェ、住宅が増加中。では、パンご紹介から始めましょう。

できるだけ身体によい食材で焼く多彩なパンの魅力

とにかくパン作りが好きだし、ご近所のお客様に喜んでもらおうと新作が続々と生まれます。今日も人気のシナモンロールを久しぶりに作ったら、すぐなくなってしまったそう。

店主は、お店で販売するパンをすべて国産小麦で作りたいと考えています。でも自分がつくるパンに適した国産小麦に出会えないこともあり、一部は海外の小麦で作っているとのこと。パンに合わせる副材やランチの食材もできるだけ国産の有機無農薬のものを使い、上白糖は使わず鹿児島県産のきび糖を使います。

バケットや湯だね食パンなどおすすめのパンは朝昼と作ってなるべく置いておくようにし、アンパン黒豆やメロンパンなどの人気の菓子パンも毎日つくるけど、ベーグルや新作はその日にならないとわかりません。要望が多いクロワッサンも手づくりするとなると相当のパワーが必要。ご希望のパンがあればお取り置きをするし、ご予約いただいたらできる限りお作りしたいとのこと。

ではパンの種類をご一部ご紹介します。インスタグラムもご覧ください。https://www.instagram.com/da.kafe.222/ 

・食パン/バケット、湯だね食パン、オーツ麦のぱん

・菓子パン/クリームパン、ぶどうパン、クルミパン、クランベリーチョコ、クルミとクリームチーズ、あんバター、イチゴちょこパン、湯種あんぱん、自家製ベリージャムのブリオッシュ、抹茶皮のメロンパン、イチゴメロンパン…

・調理パン/めんたいチーズ長芋のせ、コーンマヨ、全粒粉ピザ、枝豆チーズ、ジャーマンポテトぱん、じゃがツナマヨ、じゃがぱん、チーズとポテトのカリカリぱん、焼きそばパン、お野菜パン…

・サンド/ツナサンド、たまごサンド、ポテサラ、めんたいポテサラ…

・ハード系/ほうれん草とベーコン、ベーコンエピ、チーズエピ…

もちろんここに挙げたパンだけではありません。

先日はお客様から「一升パン」を依頼いただいたそうです。子ども成長を願って「一升餅」を背負わせる風習がありますが、なんと「一升パン」を作ってもらえますか?!期待されると何でもつくってしまうそうです。

予約は電話かインスタグラムで受け付けていますが、電話が一番確実です。なお、パンが売り切れたらお店は閉店となります。近々冷蔵ショーケースを設置してサンドイッチの作り置きもするとのころ。ランチで提供するほか、お持ち帰りにも幅広く対応する予定です。

開放感のある店内でカフェとランチを楽しめます

ランチが9月10日から始まりました。時間は午前11時から午後3時まで、午後2時から4時半まではカフェタイム。ランチタイムはランチのお客様かつ予約の方が優先なので、確実に利用されたい場合は事前にご予約ください。

4人掛けと2人掛けのテーブルと、カウンターに4人、定員は10人です。お子さん連れも大丈夫ですが、お一人1セットを注文いただくルールです。

1階が満席の場合、相談で2階のスペースの利用もできます。ただし3名以上のご予約か、お一人でゆっくり過ごされたい方向けです。勉強やお仕事、読書もOKなお一人スペースとしてご利用いただきたいとのこと。

ランチのメニューは、特製パンを使ったハンバーガーの定番セットと、2週間ごとに変わるメニューから選べます。

カフェタイムは、自家焙煎の珈琲をはじめ、梅シロップジュースやレモネード、珈琲ゼリーパフェ、抹茶アイス、自家製バニラアイス、アイスクリーム桃パフェなど季節のフルーツを使ったパフェも楽しめます。 白と赤のグラスワインもございます。

ご協力をお願いします

自家焙煎のコーヒーや、有機野菜、お菓子の販売も

自家焙煎の珈琲は、老若男女問わず楽しんでいただけるよう、基本、中深煎りで焙煎しています。

コーヒーの種類は、オリジナルブレンド、エチオピアイルガチェフベルカG1,グアテマラアンティグアアゾテア農園ブルボン、タンザニアキリマンジャロAAのほか、ケニアマサイ7AAなどいろいろ手掛けていますが、店頭でその日に取り扱っている種類はおおむね3~4種類です。

ドリップ珈琲のパッケージもいろいろと工夫しています、デザインはご自身で決めたり、友人に書いてもらったり、父の日とかにワークショップのイベントをしたり。

店内ではときおり有機野菜などを販売しています。店主さんは身体にいいお野菜を栽培するグループに参加されており、その中心が奈良の村田農園さん。配送の事情から、不定期になります。ぜひインスタグラムに登録してチェックしてください。

砂糖でコトコト煮詰めて作ったフランスのフルーツゼリー「パートドフリュイ」を店内で販売しています。ちょっとした手土産におすすめです。

また、パッケージギフトも検討中。

2階はレンタル空間

2階の空間は1時間千円で貸し出しています。ただしお知り合いの方に限ります。童謡・唱歌を楽しむ会、無料体験教室、書道教室などに利用されています。

店主さんのこと

店主さんは大阪市内から通勤しています。お店を探し始めたときに、昭和町でお店をしている友人に出店場所のイメージを話したら、この周辺(長池地域)が合っていると思う、小山さんという不動産屋さんに相談してみればと紹介されたとのこと。さっそく案内してもらって、一目で決めました。

奈良町をはじめ他にも探したし建物にもこだわりはなかったけど、街の雰囲気がゆったりしていて、それなりに人通りがあったことが決め手となりました。実際に営業を始めてみると、人々の気持ちにゆとりがある、ストレスフリーな地域と感じたとのこと。

そんな店主さんは今日も新たなパン作りに余念がありません。

基本情報

所在/阿倍野区昭和町4丁目8-12 昭和本通リ沿いです

アクセス/地下鉄御堂筋線西田辺駅から北方へ徒歩7分(約500m)

     JR南田辺駅から西方へ徒歩5分(約400m)

営業時間/8:30ー18:00  カフェはL.O.16時、ランチ11:00~14:00(L.O.13:30)

※ランチ営業時間はランチのお客様優先です

※パンが売切次第閉店となります

定休日    水・木

電話        070-8492-5474

ホームページ https://da-kafe.com/

インスタグラム @da.kafe.222

※写真に表示されている価格はすべて2022年9月12日現在のものです。最新の情報はホームページやお店でお確かめください。

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この記事を書いた人

地域に密着するスタイルでまちづくりのコンサルティングに従事。その経験を活かして大阪ミナミの戎橋筋商店街の事務局長としてエリアのプロモーションやリノベーションに取り組んでいます。一住民として地域活動では阿倍野区~東住吉区のbuylocal活動、町会活動(防災担当部長)、小学校での伝統野菜指導やまち歩きなどを行っています。2013年から2022年まで大阪公立大学観光産業戦略研究所客員研究員。

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