食卓のお料理を引き立てる、旨い日本酒と出会う西田辺の松井商店

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西田辺の松井商店は、日本酒販売の老舗です。焼酎の銘柄も充実していますが、このお店の魅力は食中酒としての日本酒です。では、ご紹介しましょう。

もくじ

木製の棚が歴史を感じる店内

入口は自動ドアですので、両手に一升瓶を下げても大丈夫!お店に入ると左手に、歴史を感じさせる木製の大棚が3段。日本各地の瓶が常温でずらり並んでいます。壮観です。

奥の大型冷蔵庫には、11月頃に出る新種や、春先の初しぼり、夏の生酒、秋のひやおろしなど、旬のお酒が並びます。右

手の冷蔵庫には4合瓶の、ワインと同じ量の酒瓶が並んでいます。一升瓶では荷が重いという方はこちらから選ばれてはどうでしょうか。

去年の夏のひやおろし入荷時
夏前は夏らしいすっきり生酒多し
四合瓶の冷蔵庫にも試してほしいお酒がずらり

松井商店の品ぞろえは、日本名門酒会の銘柄が基本です

1970年代、日本は大量生産、大量消費時代で、良質の日本酒が市場から消えかかっていたのだそうです。危機感をもった蔵元と酒屋、愛飲家の3者が「旨い酒を造り、届けて、楽しむ」という志しを共有して運動を進めてきたのが名門酒会です。消費者も入っているところがバイローカル的です。

その運動を通じて培われたお酒を松井商店は取り扱っており、販売者としての会員は阿倍野区では唯一です。

旨いお酒を飲んでみたいけど、どう選べばよい? 

松井商店でお酒を選ぶときには、難しい知識はいりません。棚に並んでいるお酒の名前やラベルと醸造地をみてビビっと気になる銘柄があれば、「このお酒はどんな感じですか?」とお店の姉さんに気軽に尋ねるとよいかと思います。

たとえば「これは燗にすると味が締まって美味しいよ。もちろん好みもあるけど。」なるほど、山灰純米の香住鶴(但馬)を買って、この週末は蟹の鍋にしよう!みたいな感じ。

30年以上のキャリアがある姉さんはお酒選びの強い見方です。お話を聞いているうちに、吟醸酒といえばフルーティで冷やして飲む冷酒、と思っていた固定観念が消えていきます。

燗にして鍋料理に合うように醸された純米吟醸酒や、ぜひ常温で飲んでほしいと自ら主張する九州の特別本醸造もあります。一方で、鍋料理に合う純米吟醸酒は、夏場になれば少し冷やして刺身と合わせると味がちがったりします。

俳優の六角精児さんが旅番組の中で「これは完全な食中酒(しょくちゅうしゅ)ですね」と言われるシーンを目にします。だいたいにおいて日本食は、食中酒、つまりそれぞれの土地のお料理に合うことをイメージして造りこまれているのだそう。雪国の酒どころでは、燗して美味しく頂けるように醸されている銘柄が多いのだそう。

今なら、牧野富太郎ゆかりのお酒も

お酒の種類は、米だけで醸造したか、醸造用アルコール(さとうきびや米など自然の穀物でつくられる)を加えたかの2種類だそうです。このうち、精米度が高いのが吟醸です。

米だけで醸した「純米酒」の精米度が高いものは「純米吟醸酒」といった具合。精米度は普通のままで醸造用アルコールをブレンドした「本醸造」というのもあります。醸造用アルコールの原料は主にサトウキビで米の場合もあります。これを入れて味を調整したり腐敗を防いだりするため、江戸時代から使われてきました。

お酒の味の一番の違いは、その土地の米や水、麴、そして杜氏の醸し具合による風味が基本です。テロワールの思想が今や世界を魅了しているのですね。

松井商店では、定番の銘柄のほか、お客様の要望にこたえて蔵元から自家取引で取り寄せるお酒も並ぶことがあります。今なら、NHK朝の連続テレビ小説「らんまん」ゆかりのお酒も置いています(数量限定)。主人公である牧野家は造り酒屋でありましたが、その権利を引き継いだのは司牡丹。

一升瓶のお値打ちと日本酒の嗜み

お酒の値段は高いのか、安いのか?お店には720mmサイズも置いていますが、我が家では一升瓶を買い求め、取り置いた720mmサイズの瓶に移し替えます。

日本酒のお値段は高いのか、安いのか?松井商店で置かれている名酒のお値段は、一升瓶で2千円半ばから高くても4千円程度です。これを4合瓶に換算すると、1000円から1600円程度。1000円ってテーブルワインの値段ですね。丹精込めた本醸造がその値段で楽しめるのです。

最近はお酒の鮮度を保つために何でも冷蔵庫に入れてしまい、受けの付いたコップに並々と注いで提供する居酒屋が増えました。「地酒とは冷酒」と誤解し「常温」や「ぬる燗」の意味がわからないスタッフもみかけます。赤ワインを冷やして同じように提供したらフランス人はどう思うでしょう。

松井商店で買われたら、ぜひ自宅にあるお猪口やぐい飲み、片口や徳利を用意されて、お料理と合わせて少しずつ楽しんください。日本各地にはデザインのよい酒器がたくさんあります。旅のお土産に買って帰るのも趣向ですね。

焼酎も充実してます

ナイトバイローカルに出店! 松井商店×大阪田辺通信(7月26日開催)

11年目を迎えるバイローカルの日の今年は夜開催。午後5時~9時までです。バイローカル運動としては、365日身近なお店を日常的に使ってほしいので平日開催にされておりましたが、休日にしかこれない地元民が新しいお店を知る機会を失う!というお声もあり、初めての平日の夜開催に。17店が参加されます。美味しいお店、参加されますよ。

飲み比べに登場する名酒7選

松井商店は平日は夜8時まで営業していますので、大阪田辺通信とのコラボで参加が実現!その日は厳選した7銘柄のうち3銘柄ずつを飲み比べしていただけます。お隣にはエスポアドイさんがきっとビールを売らはります。

松井商店ブースに浴衣姿で飲みに来てくださった方には大阪田辺通信から単品で1杯プレゼントします!

美味しいお酒をみつけたら西田辺のお店までダッシュして買いに行ってください!

日本名門酒会 松井商店

電話 06-6692-0384

所在 大阪市阿倍野区西田辺町1-6-22 西田辺交差点の南東角を南に徒歩1分。

営業時間:午前10時〜午後8時

休業日:日

松井商店とナイトバイローカルの場所
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この記事を書いた人

地域に密着するスタイルでまちづくりのコンサルティングに従事。その経験を活かして大阪ミナミの戎橋筋商店街の事務局長としてエリアのプロモーションやリノベーションに取り組んでいます。一住民として地域活動では阿倍野区~東住吉区のbuylocal活動、町会活動(防災担当部長)、小学校での伝統野菜指導やまち歩きなどを行っています。2013年から2022年まで大阪公立大学観光産業戦略研究所客員研究員。

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