西田辺駅前のお好み焼き明が、66年経つ店舗をリニューアル。懐かしさと新しさの両方を感じられるお好み焼き屋さんとして再オープンし、多彩なメニューに新名物メニューも投入。
店主は体験型の店づくりをテーマにされていて、テーブル席はお客様に焼いて楽しんでいただくことを基本にしています。一方、カウンターは店主が目の前で焼き上げた一品を楽しめます。詳しくお伝えします。
店内の雰囲気や座席について
お店に入ると左手にカウンター席、右手にテーブル席があります。どちらのイスも上質感のあるカバーで座り心地抜群です。
カウンターは8席と、その中央には厚さ18ミリの鉄板が敷かれており、その前にはガラスが張られています。そこで店主がコテをふるいます。ガラスの前の席は特別感たっぷりです。
厚みがあることで焼いている途中に具材を投入した時も冷めることなく、中がふんわり外はからっと焼きあがるのだそう。
その他のカウンターの鉄板も厚さが10ミリあります。
テーブル席は5つ。各4席。グループで利用するときはテーブルをつなぐこともできます。
テーブル席でお客様に焼いてもらうために、最初に焼き方を案内します。
生地に具を混ぜ込み、鉄板に乗せてさらに具を乗せてから中火で5分、ひっくり返して蓋をして5分。テーブル席の横にはストップウオッチも用意されています。
清潔感あふれるお手洗い。
多彩な明のメニュー
一品料理も30種以上もあるので、メインのお好み焼き・焼きそばと合わせてお楽しみください。 ソースは、大阪の地ソースと広島のソースなど3種類をブレンド。
各メニューに付けられたオススメマークから試してみましょう。
筆者がとりあえずでオーダーしたとん平は、カリッと焼いた豚バラとシャキシャキ感が残るキャベツの千切りを玉子で包んで特製ソースをかけた一品。
続いて枝豆ガーリックバター焼きは、生から焼き上げた枝豆がふっくら歯ごたえよく、さやについたガーリックバターのエキスも噛みしめながらビールがすすみます。
お好み焼きからはミックスを選択。エビとイカがプリプリとして、甘めのソースと特製のマヨネーズがお口に広がります。
ねぎ焼きは外側がカリッと中はもっちり焼かれた食感と、カリッと焼いた豚バラとおネギの風味を楽しめます。さらに明流のチジミもいただきました。
焼きそばは、店主が焼き上げて運ばれてきます。しょうゆ焼きそばのたれも、みそ焼きうどんのたれも自家製です。
名物をめざして新メニューを開発!
お好み焼きを食べる前の「とりあえず一杯のあて」として、ささっとお安く提供できる名物メニューも登場しました!ホルモン焼きです。
こうじが醸し出す香りと甘味が特徴の岐阜の味噌に朴葉をねりこんだ、特製の味噌だれで炒めたホルモン焼き。朴葉には抗菌作用があり、良いかおりが移りおいしくなるそう。
そして、関西ではめずらしい「もんじゃ」をメニューにとりいれるべく試作中。明風もんじゃ焼きがどんな味になるのか!まもなく登場します。
飲み物は、一通りそろえています。生ビールの大は巨大です。ハイボールもご覧の通り!これがリーズナブルで助かります。
水はセルフサービスです。浄水器を使っていて、氷の有無も選べます。
テイクアウト
テイクアウト用に店先に小窓も設けました。メニューにある品は基本的にオーダーできますが、リニューアルから間も無く、しばらくは対応できないこともあるので、お電話で確認してください。
お好み焼き明のこと
前身になるお店は昭和33年に創業しています。その後、現在の店主のお母様が営業を引き継ぎ、今に至ります。70年近い間、地域のお好み屋さんとして愛されてきました。そして、2代目の店主がお店をリニューアルしてニューを開拓し、新たな歴史が始まります。
店主は町会の防災リーダーもつとめ、お店には災害救助用のバールも常備。夏祭りのお神輿では先導役として大活躍。こんな、まちのお好み屋さんを応援したいものですね。
基本情報
お好み焼き 明(あきら)
18時〜23時 日曜休
大阪市阿倍野区長池町21−15
06-6627-5516
すぐ前にコインパーキングがあります。
お店の場所は西田辺の交差点から南港通北側歩道を東へ3分ほどのところを北に入って1分ほど。近くには田辺大根栽培で有名な長池小学校があります。ニトリもすぐ近くに。