昼はスパイスカレー、夜は小皿料理のバル 西田辺のあかつきカレー

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やさしいスパイスカレーのランチがメインで大人から幼児まで楽しめますし、夜はカレーから派生した、スパイスとかハーブを使った小皿料理と、クラフトビールやオーガニックワイン、クラフトジンを楽しめる、ホッと止まり木したい隠れ家のようなお店です。 (記事は2023年4月13日現在)

もくじ

昼は毎日食べられるやさしいスパイスカレー

カレーは2種類から選べます。一週間から10日単位で入れ替わるカレーと、その前半と後半で入れ替わる2種のレギュラーメニュー(チキンカレーとうめカレー)の組み合わせです。

チキンカレーはトマトとココナッツミルクを使ってヨーグルト、生クリームも入れたまろやかなお味です。写真はミニカレーサイズ(こちらは夜のメニューですが、取材対応で特別に出してくださいました)。食してみると、ふんわりと和らかな口当たりでスパイスの風味を楽しめました。

もう一種類は南高梅と鶏のひき肉、 ひよこ豆を使った和風だしのうめカレー。そして、入れ替わるカレーは、取材の日はビーフカレーで、その前は「あかつきカレー史上最高に辛い」けれどお野菜たっぷりなグリーンカレー。半分ずつの合い掛けもオーダーできます。

カレーにはサラダがつきます。そのドレッシングは店主が修業をした先の秘伝の手作りドレッシング。夜メニューのマヨネーズも手作りしています。

お子さんづれの方は子どもカレーを

あかつきカレーさんのスパイスカレーを食べたお子さんの最年少記録は九ヶ月だそう。 モグモグと食べやすいひき肉を使った、でもちゃんとしたスパイスカレーです。お子さんがデビューできるようにスパイスを厳選されていますので、小さなときから味覚が広がるのではないでしょうか。

お子さん連れで来てもらいたいと店主はお考えですので、カウンター席だけですが、お子様はもちろんウェルカムです。

夜はお酒とスパイスを活かした小皿料理屋さん

一番の押しは「骨つき一本鶏のタンドリーチキン」。スパイスとヨーグルトにしっかり浸した鶏を、中はジューシに、皮はパリッと焼き上げるために、オーダーから少々時間がかかります。フォークとナイフをご用意いただくのだけど、これは骨を手づかみしてかぶりつくのがワイルドでよいです。

焼きあがる前にスパイス卵の天ぷらを頼んで、黒ビールで一杯。スパイスに漬け込んで、香ばしく揚げた一品。ちょっとずつつまんで食べるのもいいけど、カレーにトッピングするのもよいかも。

写真のグラタンはベシャメルソースにグラダパダーノというイタリーのチーズをふりかけて焼いていて、中からキーマカレーが出てきます。

ラム肉を使った水餃子はほんのりとスパイスとラムの香りとシャキシャキのお野菜の食感をポン酢醤油で楽しめます。一つひとつ、素材を選んで、手の込んだ一品ばかりですから、オーダーするときに「これはどんなお料理ですか?」と尋ねてみると味わいも深まるかもです。気さくにこたえてくださいます。

最新のディナーメニューをずらっと書き出しました。

DINNER MENU

タンドリーチキン¥880

ラム餃子 (4個)¥660 おかわりは2個 (¥330)~ 承ります

キャロットラペ¥330

プチトマトのマリネ¥440

自家製マヨのポテサラ¥440

豆苗とカニカマのマヨあえ とびこ入り¥440

フムス (ひよこ豆のペースト)¥440

ハツと砂肝のコンフィ¥660

スパイス玉子の天ぷら¥330

芋のフライ¥330

キーマグラタン¥770

えびせん¥220

オリーブのフリット¥330

ミニカレー¥660

ご飯なしカレー¥550  ※価格は2023年4月現在の税込価格

この他にも、日によって提供されるメニューもあります。今夜は、お野菜盛りやタイ風焼きそば。

個性的なドリンクを楽しめます

クラフトビール、ワイン、クラフトジンそれぞれ種類は絞って提供されています。

クラフトビールは伊豆のベアードビール。お客さんに連れてってもらったお店で面白いなあと感じて仕入れさせてもらっているのだとか。20種類もある中で食事に合うと思うものを3種類を選んで置いています。写真は黒ビールの「黒船」。シルクのようななめらかな泡とビターな味わいとありますが、まさにその通り。

ワインはオーガニックにしぼり、グラスもしくはボトルでオーダーできます。グラスはその時に空いている銘柄をお楽しみいただきます。 私がいただいたのはオーストラリアワインで皮と実を醸造したオレンジワイン。無濾過なので不要物の澱(おり)が残っています。濾過しないことで醸造で生まれる香味を楽しめるところは、日本酒の濁りといっしょやなあ、と楽しめました。

ボトルワインは何種類か用意されているのでご相談ください。基本はオーガニックです。

今置いているクラフトジンは、 ロンドンのサイレントプール。24種のボタニカルと青く澄んで湧き水をたたえる湖の水で醸した一品や、カモミールのジン、積丹スピリッツなどなど。その他、フランス産リンゴと栗のリキュールは牛乳で割ると美味しいのだそう。

ソフトドリンクは、自家製ジンジャーエールはスパイスが9種類入った甘口です。コーヒーはコーヒーマシーンに合うように焙煎された品をご近所のロングシーズンさんから仕入れています。

少しだけ店主さんのこと

店主さんはシステムエンジニアでしたが、縁あって飲食の世界へ。阪南小学校前のCafe&Bar Moi-Raiさんで間借りも経験し、いよいよお店を持つことに。

あかつきカレーさんのスタイルはバイローカルそのもの。器は西田辺のfutouさん@futoujp、お野菜は南田辺のベジフルべじちゃん、コーヒーは播磨町のCOFFEE LONG SEASONさん @longseason_osakaで調達されています。Daka Bakery Cafe @da.kafe.222さんともランチメニューでご一緒したり。

基本情報

御堂筋線西田辺駅の北東角から東に徒歩1分のところ、小窓が目印です。そのまま東に進むとニトリ西田辺店。8席のカウンターだけの店内はナチュラルカラーの落ち着いたインテリア。

ランチ11:30-14:00 ディナー17:30-21:00 日曜休

阿倍野区長池町21-10 

06-6115-8606

https://www.instagram.com/akatsuki_curry/

現金とカードと、幅広く電子決済が使用可

駐車場・駐輪場なし、禁煙

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この記事を書いた人

地域に密着するスタイルでまちづくりのコンサルティングに従事。その経験を活かして大阪ミナミの戎橋筋商店街の事務局長としてエリアのプロモーションやリノベーションに取り組んでいます。一住民として地域活動では阿倍野区~東住吉区のbuylocal活動、町会活動(防災担当部長)、小学校での伝統野菜指導やまち歩きなどを行っています。2013年から2022年まで大阪公立大学観光産業戦略研究所客員研究員。

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